烏龍茶から考える仕事論。組織論。誰にも頼まれていない仕事が生まれるカルチャーってお店の財産だなという話。

ある日。

突然、ウォッシャーに烏龍茶のジャーが設置された。

 

 

 

 

私達のお店は窓が多くて、天井も高くて開放的である。

一方で、夏は冷房を入れても冷気は逃げていくし。

陽の日差しが容赦なく店内の温度を上げる。

 

そして、スタッフは汗をかく。

忙しいランチタイムなど。

水分補給することも忘れてしまう。

 

もちろん厨房は火気もあるので。

なおさら暑い。みんな汗をかく。

 

 

こまめに水分補給を、と社員(私か)は声を掛ける。

でも、実際には忙しいから忘れる。

本当に忘れるんです。

不思議。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、ウォッシャーに烏龍茶が設置されていた。

 

 

なんだろうと思いつつ。

その液体をグラスに注ぎ、勢いよく飲む。

あの独特な甘い香りが、鼻孔から脳に抜けてゆく。

冷たいH2Oが喉から胃袋へと流れ込んで身体を冷ます。

なんとも爽快。

 

 

 

 

そして、私は。

微笑みながら、再びフロアへ戻っていった。

 

 

 

 

 

 

タッチーはきっと。

皆が水分補給をできない状況に。

誰よりも危機感を抱いていた。

 

だから、誰かに頼まれたわけでもないけど。

ある日、ジャーを持ってきて、そこに烏龍茶をつくった。

 

 

 

 

 

 

 

これって、スゴイことですよ。

烏龍茶の話だけじゃなくて。

こういうことが当たり前になっていることが。

 

 

 

 

マニュアル化もできない。

やり方を教えることもできない

下の図で言うところの、右上。

 

 

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*1

 

www.1101.com

 

  

 

 

 

 

 

しかも。

烏龍茶をつくることがルーティンのオペレーションに落とし込まれている。

 

 

 こういうカルチャーがあるということが。

お店の財産ですよね。

 

 

 

誰にも頼まれていない仕事。

たっちー、ありがとうございます。

 

 

:)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:参照:濱口秀司さんが糸井重里さんとの対談で書いていた図をリライト