店長(リーダー)に必要なことは旗を振ることだけではなくて、足跡を残すことではないかという気づき。
店長に求められる仕事って、「こうありたい」という未来を描くこと。要するにビジョンを語って、旗を振って、チームを一枚岩にすること。そういうことだろうと思っていました。昨日まで。
でも、実はそれだけじゃないんだと。昨晩、クローズ後に岩田さんの買ってきたボトルを2本空けて、少し酔いながらも、テツさんが言っていることを聞いて、気がつきました。
「大ちゃんが異動してきたとき。最初から使命感を持って仕事していたから、こっちももっともっとやりきろうと思った」と。
もしも皆の中で、この先、リーダーとしてチームをつくる立場になる人がいたら、そのときに、ちょっと役に立つことかもしれないので、この気づきを共有します。
店長(チームをつくる人)に求められるのは「旗を振ること」と、もっと大事なのは「足跡を残すこと」かもしれません。
足跡って。その人の人生そのもののこと。どういう生き方をしてきたのか。何をやってきたのか。そういう実際の1つ1つの行動が、その人の足跡として残っていきます。
そして、一緒に働く仲間はそれを見て、その人と一緒に働きたいかどうか、判断するんじゃないでしょうか。
自分の言葉や行動に。
体重をかけているか。
体温をのせているか。
そうやってリーダーが体重かけて、体温のせて、残した足跡があるから。目指すべき旗にも。もしかしたら本当に辿り着けるんじゃないかと、仲間も信じられる。
だから、逆に。どんなに正しいことや、素晴らしい未来を描いても、そこに本人の体重と体温がのっていなかったら、足跡は残らない。誰も本気でその山を一緒に登る気にはならないと思います。
詳細な地図と、最先端の道具は持ってるけど、家の中で計画だけ立てている人と。
手書きの地図と、旧式の道具しか持っていないけど、毎日必ず山に行く人と。
頂上にたどり着けるのは、どっちの人でしょうか。そして、あなたはどっちの人と一緒に登りたいでしょうか。
だからね。
大事なんです。
体重をかけて、体温をのせて、足跡を残す。
しかも、これやり方は簡単。
その仕事のことを誰よりも考える。
その仕事に誰よりも夢中になる。
その仕事を誰よりも愉しむ。
だって、やっぱり腹の底から思ってることは伝わるじゃないですか。重量と温度と一緒に。
ということを、別に意識してやってきたわけでもなく。ただ、本当に誰よりも愉しんでいるだけなのですが。
でも、僕がいつでも全力で体重をかけて、体温をのせているから。振ってる旗がちょっと(結構?)ズレてたりしても。
(スタッフのための納涼会の空間演出やコンテンツづくりにめちゃくちゃ時間かけちゃってることや、お店の利益には一切ならないサヤの友達のフラッシュモブの演出に口出し過ぎて休日にまで彼らと打ち合わせしてたりとか。)
きっとみんなが修正してくれつつ、時には黙認してくれつつ、一緒に山登ることを愉しんでくれているのが、我々のお店なんじゃないかな。
未来のリーダーの皆さん。
※ちなみに立場や肩書なんて後でついてくるものだからあまり重要ではなくて、自分がリーダーだと思ったらもう今から貴方もリーダーです
まずは自分自身に質問してください。
ちゃんと足跡を残せていますか?
以上。
さて、次は皆で、どんな景色を見にいきましょうか。そんな話を納涼会でもできたらいいな。
:)