不器用な僕でも一点突破すれば居場所はつくれたよ、という話。

不器用な人たちへ。

正確には。

僕と同じで不器用な人たちへ。笑

あずささんとかね。ひとみさんとかね。凄いんですよ。まだ1年経ってないのに。気がついたら、アテンドもデシャップも。もちろんお客様への心遣いも。僕の想像を超えた仕事をしていますから。滅茶苦茶、器用なんです。要領がとてもいい。

(もちろん、それだけじゃないんだよ。2人とも努力するという才能を持ってます。それは書き始めると長くなるので、別の機会に。)

週末のオーダー漏れ。悲しいし、反省しないといけないことですが。お客様の様子がおかしいな、と気がついてくれたのは瞳さんでした。お客様のことをちゃんと見ているから、気がつくんですよね。本当に素晴らしいことだと思う。

さて。

不器用な人たちへ。

いいんですよ。全部できなくても。

1人でお店やってるわけじゃないから。

僕を見てください。

オーダーとったら間違える。

(本当にすいません)

ドリンク入ったらソーダで割るところを水で割る。

(本当にすいません)

キッチンには立ち入り禁止。笑

(本当にどうしようもない)

まあ、薄々気がつくわけです。あ、向いてないって。笑

そもそも。お店に異動してきて最初に腰をやられて、整体師さんに「立ち仕事向いてないんじゃない」とか言われちゃう始末ですからね。

(そんな人間が店長やってるわけで。みなさん、いつも本当にありがとうございます)

だから、分かるんです。

不器用な人間でも、大丈夫だって。笑

簡単です。

器用な人が1時間で習得できることを。10時間かけて学べばいいんです。そして、100時間くらい考えて、やってみたらいい。

僕はこの1年間。ほぼアテンドだけやってます。月に100時間ほど営業に入っていて、その80%はアテンドだから、80時間。1年でほぼ1000時間。アテンドやってることになります。

1日200人のお客様をで迎えるので、月で6000人。そのうち半分を僕が出迎えてるとして、1年間で、36,000人をアテンドしてるかもしれません。

これだけ同じことを繰り返しているとね。

飽きるんですよ。途中から。笑

だから、誰にも頼まれていないのに工夫を始めるわけです。自分が愉しむために。

例えばこんな感じ。

●どうしたら最初の挨拶に毎回心を込められるかな?

→一瞬で相手を好きになろう。そしたら自然な笑顔ができる。相手の目を見て。今日、数ある選択肢の中からお店に来ることを選んでくれた、そのプロセスを想像するんです。そしたら、自然と自意識が満たされる。ああ、私たちを選んでくれてありがとうございます。みたいにね。笑

●どうしたら子連れのファミリーに気分よく過ごしてもらえるかな?

→最初に子供に話しかければいいんだ。返事があってもなくてもいい。大事なのはママの気持ち。パパの気持ち。このお店の人は、子供のことも尊重してくれるんだって。それだけでママたちは安心してくれるかもしれません。だから、子供がいたら、まずはその子たちに向けてメニューの説明もしています。

●どうしたら初来店の方にお店に興味を持ってもらえるかな??

→ファミレスらしくない説明をしよう。きっとギャップがあって面白いはず。「シェフの実家があるので沼津の漁港から魚を送ってもらってるんですけどね」という枕詞を入れるだけで。え、ファミレスだよね?となります。お客様の聴く姿勢が急に真剣になるので面白いです。

と。

書き始めるとキリがない。もはや、本書けるかも。「大切なことは全てアテンドから学んだ」とかのタイトルで。笑

さて。

だから。不器用な人たち。

まずは、自分の得意なことを一つ作ってください。

そうやって、自分はこの領域に関しては誰よりも考えてます、って。そういう自負を持って欲しいんです。

そこからね。

仕事が信じられないくらい楽しくなります。

一点突破すると、そこから色々広がります。

不器用というの武器を持ったアナタ。

期待してます。

どんか小さなことでもいいから。

誰にも負けないことを一つ。

それがアナタらしさになることを。

:)