シェフと畑に行ってみたら、想像以上に面白かったので、みんなにも共有したくなった話。
小泉さんの畑に行ってきました。
今回の僕が感動したポイントを3つほど共有します。
自分たちのお店で使っている食材に関して。
みんなの理解と愛がちょっとだけ深まったら嬉しいです。
まずは畑の場所をおさらい。お店からは車で1時間ほどです。
少し山の方に少し入ったところに、畑はあります。
小泉さんの第1印象は「ジャパニーズヤクザ」です。
サングラスと小型のナイフが似合いすぎていました。
【1】うちのシェフは、食材の開発にまで口を出してました。
テツさんは毎月、秦野に行くのですが、そんな毎月毎月、何しに行ってるんだろうと訝しくも感じていたのですが。謝罪します。スゴイことをしてました。
小泉さん「ねえねえ高橋さん、次はこんなの育ててみたんだけどどうかな?」
テツさん(その野菜を食べながら)「ああ、これはサラダでは辛すぎるけど、パスタとか熱い料理のトッピングしたら味が引き締まっていいかも、どれくらい収穫できますか?」
とか。
テツさん(新芽を指差して)「あ、これうちの縞茄子ですか?」
小泉さん「そうだよ、ここの2畝はあざみ野の分だよ」
テツさん「去年、デリカテッセンで茄子のタルトが好評だったから、今年はそれようの茄子を小泉さんにつくっていただこうと思って」
とか。
つまり。食材の開発からシェフが関与してるわけです。
素晴らしい!!
ゆくゆくはフルとハーフで野菜作ってもらうとかね。
フル人参とハーフ人参。フル小松菜とハーフ小松菜。
【2】なんでも愉しんでくれる小泉さんのキャラクターが凄いです。
小泉さんは多品種の野菜を少量づゝ育てています。
そして、とっても好奇心旺盛。
だからシェフからの無茶な要望も愉しんでくれる方です。
例えば、二子玉川のシェフとの会話も面白かったです。
小泉さん「イタリア野菜やってみたけど、思うようには育たないね。このトレビスもなかなか結球がぎゅっとしないんだよ」
加藤さん(二子玉川のシェフ)「イタリアとは土の湿度や太陽との距離が違いますからね。でもこれはこれで何か使えるんじゃないですかね、もらってもいいですか?」
小泉さん「いいよ、一つ持っていって。あと、教えてくれたイタリアンパセリは上手にできたから使ってみる?」
加藤さん「ありがとうございます」
みたいな。
加藤さんにお願いされて、初めての野菜にも挑戦しちゃう小泉さん。
きっと、毎日、試行錯誤しながら、新しい野菜づくりを愉しんでらっしゃる。
【3】小泉さんとの会話から妄想が広がります。
小泉さん「それ触ってみな」
僕「これですか?」
小泉さん「触った手の匂いかいでみて」
僕「...おお!」
小泉さん「すごいでしょ?ハーブの香りって」
僕「すごいです。これお店でコドモたちに体験してもらいたい」
ということで、畑に行くことでアイディアも生まれます。
これからは僕も顔出すことにしよう。
>岩田さん
テラスに早くハーブ畑をつくりましょう。
「前菜:ハーブの香りのする手で食べるカプレーゼ」とかやりたい。
以上。
小泉さんの畑レポートでした。
もしも畑に行ってみたい人がいたら、テツさんまで。
:)