2017/07/14(仕事のため貴方がいるのではなくて、貴方のために仕事があるんだよ、っていう話。)
今日は、あるひとりのスタッフに向けて。
仕事のため貴方がいるのではなくて。
貴方のために仕事があるんだよ。
という話。
8月でタカアキが退職しますね。
今の学生たちを1から育ててきてくれた人だし。
僕よりも飲食の経験も長くて、ワインにも詳しい。
しかも、お客様に素敵な時間を過ごしてもらうことに対して誰よりも考え尽くしている。
そんな彼がいるから、いま、お店はとってもキラキラしていると思います。
10月でハブちゃんが退職しますね。
オープンから3年以上もキッチンを支えてきてくれた人だし。
とにかく賑やかな人で、ずっと喋っているような人だから。
彼女がいるから、いま、僕らの職場には自然に笑顔になれる空気が漂っている。
それはハブちゃんが、3年間でお店に残してくれた、一番大きな財産です。
さて。
そんな超大事なスタッフが2人も辞めるということで。
お店は結構キツイ。そして、みんなもきっとツライ。
僕もカナシイ。
でもね、実はちょっとウレシイ。
そして、若干のジェラシー。笑
なぜならね。
ふたりとも、ちゃんと「次」を見つけているから。
「仕事」のための人生なんてものは1つもなくて。
「人生」のために、仕事ってあるものです。
「私はこのお店のために産まれてきたんだ!」と思っている人なんて1人もいないですよね?
(そう思って働いてくれる人がいたら、ごめん!それはそのままでもいいよ!)
みんな、自分の人生の中で、ただ偶然。ここに立ち寄っているだけですよね。
だから。
もっとワクワクするものが見つかったら、それは「次」に進むときです。
そういうものを見つけた仲間が近くにいたら、一緒に喜んであげたら良いんです。
だから2人は「辞める」というより、「次に行く」だけ。
それでね。
もしも、貴方がまだ「次」を見つけられないでいるなら。
もう少し踏ん張ってみたほうがいい。
今目の前に転がっている「偶然」を。
「必然」にひっくり返すくらい頑張ってみたらいい。
ここに偶然立ち寄っただけだった貴方が。
「あそこで過ごした時間があるから、今の自分があるんです」なんて。
いつか、どこかで言えたら、最高じゃない?
ちなみに、僕はそういう経験を学生時代にさせてもらいました。
右も左も分からない仕事をいきなり任されて、本当に大変で、本当に愉しかった。
あの頃は大学の授業以外の時間はほとんど五反田にあったオフィスに缶詰だったけど。
長くなりそうだから、その話は、また別の機会に書こうかな。ちなみに、そのプロジェクトで生み出した某缶詰は隣の北野エースさんで売ってます。笑
何が良かったって。
学生のうちに、「仕事の面白さ」に気がつけたこと。
そして、仕事って自分が人生を愉しむために必要なんだと知ったこと。
そろそろ、まとめますね。
もしも、いま。
まだ仕事の面白さに気がついていない人がいたら。
(今の仕事の何が愉しいかを3つ以上思いつかなかったら)
チャンスです。
いま、目の前にいる人に。
いま、関わっていること全てに。
いま、ここで過ごしている一分一秒に。
一度、全力で向き合ってみてください。
必ず、「愉しい」が見つかるので。
そして、その経験はきっと貴方の人生の資産になります。
繰返しですが。
仕事のため貴方がいるのではなくて、貴方のために仕事がある。
だから。
この偶然を愉しんで欲しいな。
貴方は愉しむことができる人だと、僕は知っているので。
朝からまとまりのない文章でごめんなさい。
読んでくれた人は、ありがとうございます。
お店に立ち寄ってくれた全ての”偶然”に感謝を込めて。
:)