2017/06/26(食事は”予約”から始まっている)

 
最近、予約が増えてます。ありがたいことに。
例えば、6月の予約件数は281組(1646人)です。(当日予約を除く)
そのうち、76%の214組が電話予約。
 
 
月間30日で割ったら、1日7回は電話を受けてます。
 
 
 
 
今日は、そんな電話での”予約”について気がついたことを。
 
 
 
 
入社して最初の1年間。
僕は本社では最年少でしたから。
社内の飲み会はもちろん、先輩たちの社外の方との会食など。
レストランの予約ばっかりしていました。自分が参加しない食事の予約も。
 
 
 
あるとき、商品部の女性に褒められたんです。
 
 
 
「大ちゃんは予約をとるのが上手ね」と。
 
 
 
予約をとるのに上手とか、下手とか、あるのかナ。
と不思議に思ったので、どういうことか聞いてみました。
 
 
 
「あなたが予約すると、お店の人がすごく良いサービスをしてくれるのよ」と。
 
 
 
 
 
こういうことらしいです。
 
 
 
 
お店はお客様を選ぶ。
 
 
 
 
いいお店は、一生懸命に働くスタッフと素敵なお客様で満たされているべきだから。
お店が、そうじゃない人を取り除く、というのは自然なこと。
 
だから。
 
お店の人に、「この人にはサービスしたい」と思ってもらえるかどうか。
レストランを愉しむために、素敵なお客様になれるかどうかがポイントらしいです。
 
 
 
じゃあ、どうしたら素敵なお客様として認定してもらえるのか。
 
 
 
重要なのが、予約の仕方なんですって。
 
 
1)予約の電話を”いい時間”にしているか
 
お店にとって、”いい時間”は2つあります。
ランチの営業が終わってホッと一息ついているお昼過ぎ、14:00〜15:00。
ディナーの営業を頑張ろうと気合が入り始めている夕刻、16:00〜17:00。
 
 
2)来店の目的や、自分が何者かを伝えているか
 
まず前提として。
殆どのレストランはお客様に喜んでいただきたいと考えています。
なので、喜ばせるためにお客様の情報が欲しいので、それをきちんと共有すること。
「ミヤガワと申します。お忙しい時間に申し訳ございません。初めて電話をさせていただきました。同僚の送別会で●月●日に10名で予約したいんですけど。仕事柄、食べるのが好きな人が多くて、友人からそちらのお店を強く勧められて、電話をしてみました」
 
 
 
 
さて。
 
 
何が言いたかったかというと。
 
 
今、お店で予約を受ける側に立ってみて。
先輩の言っていたことが本当によく分かるんです。
電話のやり取り一つで「サービスしたくなる」ってあるんですよね。
 
 
「すごく料理が美味しいって聞いて、電話してみたんですけど」
なんて言われたら、期待よりももっと美味しい料理を召し上がっていただきたいと思います。
 
「この間、友だちと行って美味しかったので、今度は家族で行きたいんですけど」
この人の顔はわからないけど、お店の大事な常連様だ、早くお会いしたいなって思います。
 
 
 
逆に言えば。
 
 
お客様も予約の電話での僕らの対応をみながら、
「いいお店かどうか」「愉しみにしていいかどうか」を見極めています。
 
 
”料理”よりも、もっと前に、”予約”でお店を味わっているわけです。
 
 
 
電話の対応が気持ちよかったな、当日が楽しみだわ。
座席の場所にまで気を遣ってくれるなんて、分かってるわね。
お会いできるのを楽しみにしていますって、なかなか普段言われないけど嬉しいな。
 
 
 
みたいに。
僕がそうでしたから。
いいお店は、大体、予約のときから感じが良いのです。
 
 
 
だから。
 
 
”予約”から食事は始まっている。
そう考えてみてください。
 
 
そうしたら、お客様を喜ばせるチャンスが増えますしね。
 
 
毎月、予約の数が増えていっているのも。
こんなこと僕が書くまでもなく。
みんなが素敵な”予約”をしてくれているからでしょうね。
 
 
 
 
いつもありがとうございます。
 
 
 
:)