2017/10/26(相手への興味や関心を持っていることを伝える最もシンプルな方法は「質問する」ことかも)
2017/08/21(出会える、という才能について)
2017/08/18(ビールが苦手なビールの営業、コドモが苦手なファミレスの店長)
2018/08/17(今日は天気が良いですね、という一言だけで)
2017/08/11(函館の朝市場で獲れたてのイカを食べて感動した話)
2017/08/02(駅弁食べながら、マーケティングに頼り過ぎてはいけない、と気をつけたいと思った話)
新幹線で食べる駅弁にお気に入りってありますか。
僕はあります。
以前、マッキー牧元さん(食べ歩きの名人)が紹介していた記事を読んで、以来、マイ定番。
「てとて」さんの焼き魚弁当。もはや、これを新幹線で食べるために、わざわざ遠出していると言っても差し支えないです。
※その記事はこちら。http://www.asahi.com/sp/and_M/articles/SDI2017050952301.html
ちなみに。本日は、鮭かまの塩焼きをチョイス。
大宮駅を通過したあたりで、我慢できなくなって、ビールの栓を抜いて。
そして、一息ついて、いざ弁当を食べようとした時に。
気がついてしまいました。
目に入るものすべてが"マーケティング"だということに。それは、かなり衝撃的な発見で、眠気と酒気で覚醒していた頭が、急に冴えてしまいました。
まず割り箸の袋を見てください。「つや姫」のロゴとコピーが印刷されています。これは、おそらく。全農さんの戦略で、お弁当などの商品に自社のお米を使ってくれた場合、割り箸を格安で提供しているのだと思う。マーケティングだ。
それから、プレモルの缶に「東北限定」のラベル。奇しくも、自分がこれから行こうとしている、ねぶた祭りの写真だ。このパッケージを理由に買ったわけではないけど。旅行者が駅のキオスクでビールを購入するときに、他社ブランドよりも優位に立つための戦略と思われる。マーケティングだ。
さらに。奥に見える機内誌。なんだか見たことがあるキャラクター。中学生の頃に読んでいた「シャーマンキング」ではないか。このフリーペーパーを1人でも多くの人に手にとってもらえるように。JRの広報チームが考えたのかもしれない。マーケティングだ。
こうやって考えてしまうと、なんだか全てがね。僕にはイヤらしく感じてしまうのです。
「買わせよう」という相手の意図が透けて見えるというか。
本当は。
僕が今、「てとて」の鮭かま塩焼き弁当を頬張っているみたいに。誰かが好きだ!と思ってくれたら、それは"マーケティング"でガチガチに固めなくても、ちゃんと買ってくれる人がいると思うんだよね。勝手にブログやSNSで宣伝してくれる人もいるだろうし。
そういう出会い方、関係性の方が僕は好きです。
少なくとも。
自分たちのお店では。そういう買わせるための"マーケティング"はやりたくないな。それだったら、もっとイイものをつくることに、時間もお金も労力も掛けたい。もっと自分がワクワクすることだけに注力したい。
そんなことを。つや姫の甘い米粒をよく噛んで味わい、ビールで旅行気分を演出して、機内誌の角田光代さんのエッセイを楽しみながら、考えたりしたのです。
このお弁当、新幹線に乗ることがあったら是非。東京駅の場合は地下のグランスタにて購入できます。
:)
2017/07/28(なんで嬉しいのかわからないことに出会えたら、それはアナタを知るチャンスかもしれない、という話。)
会社の同期が転職活動をしている。
そして、彼の推薦文を僕が書いた。
本人は絶対に読まない、という条件で。笑
それが一ヶ月前の話。
昨晩、連絡があった。
「書類選考に通りました」
正直。
推薦状を書いて欲しいと頼まれたときは、あまり乗り気ではなかった。お店のスタッフが急に倒れて来れなくなったり、営業中にガラスが爆発して後処理に追われたり、とにかく目の前に対処しないといけない問題が山積みだったので。
でも、早く転職しろ!と吹っかけたのも、この会社が良いと思う!と鎌をかけたのも、いつかの酔っ払いの僕なので。
断るわけにもいかず。
しかも。
彼の人生がかかっているから。
手を抜くわけにもいかず。
朝の5時くらいにお店に出てきて、3時間くらいかけて、書きました。推薦状。
書いてみたら、8割くらいは彼の改善すべき点に関しての話になっていたので、もはや推薦状というよりも、密告状。
とにかく書いた。面倒だなという本音を誤魔化しつつ。
それでも。
通った、という一報に。
なんだか嬉しい自分がいる。
「ありがとう!」とか。
「貴方のおかげです!」とか。
そういうことを言われたわけじゃない。
「通りました。」
という報告だけなのに。
なぜだろう。嬉しい。
それで、考えた。
もしかしたら、僕は"目に見えないもの"(この場合は同期の性格とか人格とか生き様とか)を誰かに言葉という道具を使って、伝えることができる、その手応えが無性に嬉しいのかもしれません。
どうやってまとめようか。。。笑
そうですね。自分でも「なんで嬉しいのかわからないこと」に出くわせたら。それはね自分のことを知るためのチャンスかもしれません。
だから、自分の"嬉しい"に敏感でいるといいかもしれないですね。
例えば、毎日ひとつ"嬉しい"を見つけることを目標にしてみたらどうでしょう。
「私は将来的何をしたいのか?」なんて、壮絶で答えのない問いかけに、いちいち絶望することもなくなるかもね。
ハルカが「自分で掃除したフローリングで寝るのが好き」という話を聞いて、帰り途に脈絡もなく考えたこと、でした。笑
:)